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『幸』正式譲渡になりました! 前編 

2月の譲渡会で新しい家族を待っていた黒いワンコの『幸』に、素敵な家族ができました!!


さかのぼる事およそ1年前。
保健所に迷い犬として収容されていた幸は、触れないワンコでした。

保護をするときは『自分で責任を持てる範囲』と決めているので、扉の向こうで激しく吠えて、触る事の出来ない状態は正直とても厳しい状況でした。

保護する人間が触れない子は、責任を持って譲渡をすることは出来ません。

とても迷いました。

でも、怯えた瞳が何かを訴えているような気がして、気になって気になって、諦める事は出来ませんでした。

結局は1時間かかってしまいましたが、ゆっくり近付いて頭をひとなで出来た時は本当にホッとしました。

保健所の職員さんにご協力を頂いて、首輪をして、急いで連れて帰った事を覚えています。

首の近くに手を持っていくと唸るので、リードを付け替えられません。

いつも散歩は繋留チェーンの繋留側を外していました。

早く手に慣れてもらうように、ご飯は毎回手からあげました。

撫でられる事どころか、人との交流の経験もあまり無いように感じました。
散歩もとても下手で、繋留チェーンで繋がれていることにとても戸惑っていました。

他の犬が大嫌いで、家にいる他の保護ワンコにいつも吠えてました。

甘え鳴きもしなくて、怒ってるのか呼んでるのか要求してるのかも殆どわかりませんでした。

それでも毎日、手からご飯と、少しずつのスキンシップで段々と心を開いていってくれたように感じます。
1ヶ月を過ぎる頃、首輪を持っても抵抗をしなくなりました。

繋留チェーンとリードを付け替えられるようになり、首や頭を撫でられると気持ち良さそうに目を細める様になりました。

散歩では、ビクビクして下がりっぱなしだった尻尾が段々上に上り、フサフサの尻尾を振る様になりました。

散歩が大好きになって、散歩のリードを持って近づくと自分から寄ってくる様になりました。

撫でられる事やマッサージも好きになってきて、首の下や顎の下、マズルを触っても嫌がらなくなりました。

他の犬の事はやっぱりそれほど好きではなかった様ですが、攻撃的な行動はかなり減りました。

敵対心よりも、焼きもちの方が強くなってきたのかもしれません。

他の犬を触っていると、激しく吠えました。

小学生の息子とでも散歩が出来る様になり、犬とのお散歩が初めての友人でも楽しく散歩が出来る様になりました。

間違ってリードを落としてしまっても、呼べばすぐに戻って来るようになりました。

怒っているのか呼んでるのかわからなかった吠え声にも変化が出てきました。
知らない人への吠え声と、家族を呼ぶ声に違いが出てきました。


決して言わなかった、甘えた『キューン』を、本当に時々言ってくれる様になりました。

警戒して決して座らなかったのが、のんびり伏せたりする様になりました。

和犬らしい、頑固で頑なな部分もありましたが、女の子らしい優しい性格と従順な部分もチラチラ見えてきました。

臆病で怖がりで、人間も犬もみんな怖くて、どうやって接して良いのかわからなかった幸が、あの幸が、ついに、預かりっ子卒業です!!

ご協力を下さった皆様、本当にありがとうございます!!

そして何より、ご家族で譲渡会に来て下さり、じっくりと幸と向き合い、家族皆様で迎えて下さる事を決めて下さった里親さまご家族に、心から感謝致します。


トライアル開始の日は、ご家族皆様で迎えて下さいました。

初めてのワンコを迎えるとの事で、小屋もリードも何もかもを、ご家族皆様でご用意下さったそうです。

特に娘さんと息子さんが楽しみにして下さっていて、当日は少し雲行きの怪しい日でしたが、さっそくお散歩に行って下さいました。

注意点なども熱心に聞いてくださり、本当に幸の事を考えてくださっているのが伝わってきました。


後編へ続く…。
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EDIT[2016/03/09 22:21] 保護犬Comment:0
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